45歳で夢をロンダでかなえた男 ‐ホアキン フェルナンデス-

2017年7月月13日

45歳で夢をロンダでかなえた男 ‐ホアキン フェルナンデス-

ホアキンは、小柄で、いかにも肉体労働者という感じの風貌の持ち主です。恥ずかしがり屋のところもありますが、ワインの事について話し出すと延々と話が止まらない人です。

彼は、コルドバ県のプエンテヘニルという街の出身です。この街の周辺には、酒精強化ワイン作りで有名なモンティリャ モリレスのブドウ畑が広がっています。ホアキンの父は、大工でした。そして、ホアキンもその家業を継ぎ、石工大工となり自然石を相手に石細工を作ってきましたが、いつかは、自分でボデガを持ってワインを作りたいと思っていました。「アンダルシア人が皆そうであるように、僕もワインが若いころから大好きだった。ボデガの中の独特なワインの匂いも子供の頃から好きで、いつか自分でワインを作りたいと思っていたんだ。だから、石工大工として働きながらワイン畑を買うための資金を貯めてきた。」そして、遂に、40歳を迎えるにあたり、夢を実現する決心をしました。「父に、家業を捨ててボデガを設立すると告げたんだ。父は、反対しなかったけど、モンテリャ  モリレスでワイン作りをしたらよいと言った」。ホアキンは、酒精強化ワインではなく、スティルワインをどうしても作りかったので、その由を父に伝えた。「お父さん、モンティーリャ モラリエスでは、スティルワインは作れないんだ。僕は、スティルワインを作りたいんだ」と言って、ホアキンさんは地元ではなく、優良なワインができる土地を探しました。そして、行きついたのがロンダでした。

45歳を迎えた1999年に貯めてきて全財産と、更に銀行から借り入れをして、ロンダに土地を購入しました。何もなかった荒地からブドウ畑・ボデガ作りが始まりました。有機栽培をするために、ブドウを植える前に色々なフルーツの木を植えました(ブドウにつく害虫が、ブドウではなく、フルーツの木に集まるようにするため。無農薬の有機栽培をするボデガでは、こういうような自然の力を使ってブドウを害虫から守っています)。そして、2004年にファーストビンテージをリリースします。2012年にはオーストリアで開かれた国際ワインコンテストで、ガルナチャ種100%で作った彼のワインが37国、11000種ものワインの中からゴールドメダルを受賞するまでになります。

「僕が作ったワインが国際的に認められるのは嬉しい。でも、僕が一番誇りに思っている受賞はこれだ。」といって、見せてくれたのは普通の紙にプリンターで印刷された見栄えがしない賞状です。「これは、リオハ(スペインで一番有名はワイン産地)で開かれたコンクールで、リオハ出身のワイン専門家がブランインド テイスティングをして最優良ワインを選出する大会なんだが、そこで、リオハのワインではなく僕のワインを最良ワインに選んだんだ。これは、痛快だったよ」と笑みを浮かべます。色々な国際コンクールでロンダのワインが受賞し、その質の高さを証明していますが、保守的なスペインワイン界ではなかなかロンダのワインを認めようとしません。それが故に、リオハでの目隠しテースティングで、数いる他のスペインワインを押しのけて優勝したのが物凄く嬉しかったんだと思います。

「僕は、ここで僕のボデガを訪問してくれる人たちを迎え入れて、ワインを楽しんでもらって、帰り際に気に入ったワインを1-2本買って帰ってくれる事に一番の喜びを感じるんだ。もっともっと沢山の人にここに来てもらいたいんだ。この自然と、どういう志で僕らがワインつくりをしているか。を感じてもらいたいんだ」とホアキンは言います。

ホアキンは、45歳にしてやっと自分がしたかったワイン作りを実現しました。その間、何百冊にも及ぶワイン関連の本を読破し、この日の為の準備をしてきました。

石工大工が、描いてきた夢が今かなえられ、そして、何十年にも渡る、ホアキンの夢と理想が彼の作るワインに凝縮されています。輝かしい賞を得ながらも、決して謙遜を忘れないホアキンのワインを試していただければと思います。本当に、ホアキンの熱意が凝縮されたワインです。

詳しくは、こちらをご覧ください:

 

 

 

https://wineronda.jp/collections/smart-collection

 





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