スペインのビオディナミ第一人者が作るクパージワイン
- タイプ:ビオディナミ 赤ワイン
- ヴィンテージ:2009
- ワイナリー:ボデガス F. シャッツ
- 産地:D.O. シエラス デ マラガ・セラニア デ ロンダ、スペイン
- ブドウ品種:テンプラニーリョ・シラー・メルロー・カベルネソーヴィニヨン
- アルコール:13.5%
- 発酵・熟成:シュルリー熟成方式*で作られたワインです。低温で一次発酵をさせ、更に温度18-20度の低温でマロラクティック発酵をさせます。その後、15か月間フレンチオーク樽内で熟成。
- 色:濃いチェリーレッド
- 鼻:森・サントリナ(ハーブ)・ローズマリー・野イチゴ
- 口:果実・カカオ・トースト・ミネラル
- サーブ適温:18度
*シュルリー醸造法というのは、フランスのロワール地方等で白ワインを作る時に使われる手法です。発酵後のオリ引きをせずに、澱を残したまま、沈殿させ、その上側でワインを熟成させる手法です。赤ワインでは、非常に珍しい手法です。澱は、酵母の残存物ですが、酵母のたんぱく質がアミノ酸に変化しワインに溶け出し、ボディ感が出て、また、舌触りもクリーミーになり、酸味もしっかりとします。質の高い酵母を使う必要があり、大変管理が難しい醸造法ですが、下記の様なメリットがあります。:
- 質の高い酵母を使う事により香りが良くなる(通常は、オリ引きをする理由は、死んだ酵母の嫌な臭いがワインに移るリスクがあるからです)。
- 質の高い澱は、酸化を防ぐ働きがあります。
- スムーズかつ、スマートな口当りのワインとなり、同時に、特別な土壌味もワインに与えます。
- バランスが良い、タンニン感をワインに与えます。
- 長期保存ができるワインになります。
非常に丹念に作られた、希少価値が高いワインです。