スペインビオディナミの第一人者シャッツが作るロゼ
- タイプ:ビオデナミ ロゼワイン
- ヴィンテージ:2015
- ワイナリー:ボデガス F.シャッツ
- 産地:D.O. シエラス デ マラガ・セラニア デ ロンダ、スペイン
- ブドウ品種:モスカテル ネグラ
- アルコール: 13%
- 発酵・熟成:シュルリー醸造法*で、低温で一次発酵をさせ、更に温度18-20度の低温でマロラクティック発酵をさせます。その後、5か月のスロベニアオーク樽を使い熟成。
- 色:明るいスグリ色
- 鼻:バラの花・赤果実
- 口:新鮮なベリー・ブドウ・ミネラル感・バルザミコ
- サーブ適温:11度
*シュルリー醸造法というのは、フランスのロワール地方等で白ワインを作る時に使われる手法です。発酵後の澱引きをせずに沈殿させ、その澱の上でワインを熟成させる手法です。ロゼワインでは、非常に珍しい手法です。澱は、酵母の残存物ですが、酵母のたんぱく質がアミノ酸に変化しワインに溶け出し、ボディ感が出て、また、舌触りもクリーミーになり、酸味もしっかりとします。質の高い酵母を使う必要があり、大変管理が難しい醸造法ですが、下記の様なメリットがあります。:
- 質の高い酵母を使う事により香りが良くなる(通常は、澱引きをする理由は、死んだ酵母の嫌な臭いがワインに移るリスクがあるからです)。
- 質の高い澱は、酸化を防ぐ働きがあります。
- スムーズかつ、スマートな口当りのワインとなり、同時に、特別な土壌味もワインに与えます。
- バランスが良い、タンニン感をワインに与えます。
- 長期保存ができるワインになります。